【埼玉】時間、いのち | ともむすび

第3回に引き続き、
埼玉県日高市で胡麻を育てている
鈴木香純ちゃんの撮影をさせていただきました。


ひょんな流れから、
自然栽培VOL.15
香純ちゃんの記事を書かれた加戸玲子さんと一緒に♪

“胡麻のことをもっと知ってほしい”といった想いのもと
今回ご依頼いただいた撮影内容は、
◯草刈り

 
◯間引き
◯トラクター
◯種まき

 
◯半月ホー


などの作業の様子でした。

 

 

胡麻栽培のために去年運転免許を取った香純ちゃんが、
トラクターを運転している姿に感激。

 


そして
いろんな出来事が訪れても、
変わらない胡麻たちへの眼差し。

その温かさを感じながら、
本当の強さは、優しさから生まれるのだと痛感。

「最近、素敵な方々とのつながりが増えた」と
喜んで話す香純ちゃんは、

“頼ってもいいんだ” “聞いて(言って)もいいんだ”
と感じられる場面が続いたとのこと。
安心からの笑顔が、とても印象的でした。

それは、助け合い・補い合い・支え合いの繋がり。
“合い”…
お互いが歩み寄ってこその関係性。

きっとそこには、
“助けてほしい”と思う出来事が背景にあったわけで…
勝手な想像になってしまうけれど、
ひとり悩んだ時期もたくさんあったのだと思います。

でも、
人を大切にしていて、
まっすぐ自分に正直に生きている香純ちゃんだからこそ、
その気持ちを受けて
応援したいと思う人たちが次々と集まってきている。

一番心に残ったのは、
「応援してくれる人のためにも
やりたいことを実現させる。それが一番の恩返し。」
という言葉でした。

自分に出来ないことは出来ないと認め、
出来ない自分を受け入れる。
そして、
今の自分に出来ることを精一杯がんばる。

そんな香純ちゃんの姿から、
勇気と気づきをいただけました。

畑も12箇所に増えていて、
自身もまだまだ変化発展中の香純ちゃんからは、
胡麻たちのように力強い生命力があふれていました。

香純ちゃんの活動の根底には、
“日常の食卓に安心安全なものを…”という想いがあります。

安心安全なものほど
“人の手間ひま”がかかっている。
想いが込められていることは勿論、
現実的な面で
かなりの時間や労力も費やされていることも事実。

“日常的に使ってもらえるように”
ということで、
価格の見直し…
ぞんざいな言葉を使えば、
値下げ…の検討についてのお話がとても切なかった。

価格を下げなくても、
そのモノの価値を知って選んでくれる人が増える…
そんな社会になったらいいなと
思ったのと同時に、
価格だけでは分かりにくいモノの価値の背景を、
伝えられるようになりたいと改めて思いました。

自分ができないことをお金という対価を介して、
代わりに誰かがやってくれているということ。

それを意識して、
感謝の気持ちを具体的にもって買い物もしていきたい。

そして いつか、
お金ではない“できることの交換”で
昔のような暮らしができたらいいな。


「私、胡麻のことしか考えられていないかも。」
と照れながら話す香純ちゃん。

それだけ胡麻たちに
自分の時間、いのちを費やしている
ということなのだと、
今また感謝の気持ちがこみ上げる。

本当にありがとう。