プロフィール | ともむすび

鹿児島出身の日本人の父と済州島出身の韓国人の母とのあいだに、三姉妹の長女として生まれる。
幼少期より人間や心に興味を持ち、
自分は何のために生まれてきたのだろう?という疑問を抱きながら過ごす。

父の病気を機に栄養士の資格を取得。
その年の夏休みに、ふと母の故郷・済州島へ。
それまで韓国をずっと避けていたのにも関わらず、そこで親戚のあたたかい情に触れ、
この人たちと母国語で話せるようになりたいと思ったのと、
「韓国語を勉強しなさい」という声が聞こえ、仕事を辞めて留学を決意。
25年間帰郷できていなかった母に、故郷と親戚の様子を伝えるためカメラを持つ。

留学中、親戚が他界。目の前で人が亡くなるということを初めて経験する。
その報告後30分もしない間に、日本にいる父が危篤。看取れなかった。
最後の別れの時まで、一心不乱に亡き父との写真を残す。
生と死について考えるようになる。

父が応援してくれていたこともあり、韓国系の会社で仕事を探し求人を見つける。
その会社が、“人として何が大切か”を追究するおもしろい会社で、
社会の仕組みや裏側も含めて沢山の気づきや学びを得る。

個人的に志願して海外での学びも。
タイでは、“今ここを生きる”を感じたくて、お坊さんの生活を体験。
自我を手放した状態の人の穏やかさ、輝きを目にする。
ドイツでは、人間について知りたくて強制収容所跡をまわる。
善悪(陰陽)はすべての人の中に存在すること、
故に自分の軸…価値基準の構築が大切であることを痛感する。

退社後も、“人間としていかに生きるべきか”
“自律/自立と共生”について考えるなか、
平和の基盤…“自然との共生き”に行き着く。
農という生き方に憧れ、自然栽培の農家さんの所に通いはじめる。

そこで自然に触れながら、いのちで全てが繋がっていること、
沢山のいのちに生かされ生きていることを感受し、
その尊さに感謝の気持ちでいっぱいになる。

みんな自然、宇宙の一部。
すべてが繋がっていることを感じ、いのちさえ大切にできれば、
自分自身や人…あらゆる存在を傷つけずに済むということに帰結し、
いのちや愛の美しさを記録しながら、
自然とヒト・人と人を繋げたいと思うようになる。

現在出張撮影をしながら、いのちの美しさや
いのちを大切にしている方々の姿を記録・発信する記録写真家として活動中。

メッセージ

平和の基盤である自然との共生き。美しきは愛・いのち。
生かされていること、すべての本質が等しく、
つながり合っていることを感受してから世界が変わり、
その一部として生きたいと思うようになりました。

“ともに生きる”を感じたくて、“ともに生み出す”をしたくて…
屋号を《ともむすび》としました。

結びと産靈(むすび)。
いのちの記録。

他のいのちに生かされ生きていること、
すべての存在がいのちでつながっていることー。

それらを感じることができたら、自分のことも、他の存在のことも、
大切にすることができると信じています。

“自然とヒト”を写し、自然とヒト・人と人のつながりを分かち合いながら、
今ここを生きることが今の私のやりたいことです。

《“ありがとう”はしあわせ》の意識を持ちながら、
すべての出逢いに感謝して…。

記録写真家 柿内未央(kakiuchi mio)

備考

無肥料自然栽培から自立と和を紡ぐ nico(写真撮影やnico通信の文章を書かせていただいています)
明石農園(ご縁あって研修をさせていただいた大好きな農家さん)
2016年 視点展 「明石農園」準ヤング賞受賞